ASTRA

國學院大學に学んだ柔道のキャリアを活かして、2002年に全日本サンボ選手権・90kg級で3位、03年には同全日本・90kg級で優勝し、アマチュアとしてのビッグタイトルを手土産に、その３か月後のDEEP 12th IMPACTではTKO勝利で白星デビューを果たしてみせた。
その後も、DEMOLITION、PANCRASE、KOTC、Spirit MC、M-1と多くのプロモーションで活躍。この間の2008年には、プロキャリア初のチャンスであるDEEPミドル級トーナメントに参戦するも、惜しくも戴冠はなたなかった。それでも同トーナメント準決勝の福田力戦はスプリット判定であり、常に前に出続けた白井は高く評価された。その評価に応えるべく、同年12月にはノンタイトル戦ながらミドル級王者の中西裕一から勝利を挙げている。いよいよ2009年にはDREAMウェルター級GP出場を果たした。
結果は一回戦でジェイソン・ハイに一本負けを喫したものの、M-1、DEEPで存在感をアピールし、2010年1月24日、DEEP45において、池本誠知を判定5-0で下し、第4代DEEPウェルター級王者となった。　階級を下げたことで、パフォーマンスの幅をさらに広げたといっていいだろう。柔道ベースの巧みなグラウンド・テクニックと小野寺力が主宰するキックボクシングジム・RIKIXで培った魅力たっぷりの打撃で、DEEPウェルター級王者がASTRAでさらなる飛躍を期す。