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DHC presents 吉田秀彦引退興行~ASTRA~二夜明け会見

0427_1.jpg感動的なフィナーレとなったDHC presents 吉田秀彦引退興行~ASTRA~から二日後の27日(火)、都内のホテルにて、ASTRAの記者会見が開かれた。4月25日をもって引退した吉田秀彦、主催者を代表して、株式会社ジェイロックの國保尊弘代表、そして大会当日、休憩時間明けにサプライズゲストとして登場し、温まっていた会場の熱をさらに高めたエメリヤーエンコ・ヒョードルの三名が出席した。

 会見ではまず、國保代表が以下のように報道陣に挨拶。
「大会から二日明けて、昨日改めて振り返ってみたのですが、大会を開催したことが本当に良かったと感じております。大会後、100件を超える電話やメールをいただきました。その中にはPRIDEで盛り上がっていた時代を思い出したといったお言葉も頂戴しました。吉田秀彦とは20年以上の付き合いになりますが、素晴らしいフィナーレの舞台を作れたと感じております」

0427_2.jpg 続いて吉田秀彦がコメント。
「みなさん、こんにちは。一昨日試合が終わり、今すっきりした気分です。体は痛いところもありますが、気持ちの整理はしっかりつきました。まさか、ヒョードル選手が駆けつけてくれるとは思ってもいなかったので、スパシーバ(ロシア語でありがとうの意味)です」

 そしてエメリヤーエンコ・ヒョードルがコメント
「こんにちは(日本語で)。吉田選手が引退してしまったことは、ひじょうに残念に思います。なぜなら、私は彼の試合を見ることが大好きだったからです。今後はトレーナーとして活躍していくということですので、そちらも楽しみにしています。オリンピックで金メダルを獲った人ですので、指導者としても活躍されることと思います。
また日本に戻って来られてうれしいです。日本が大好きなので、私の中では日本に来ることがイベントです。大会の主催者の方々に、この場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございました」

0427_3.jpg 以下は記者との質疑応答。
Q:吉田選手の引退試合の相手候補だったということですが?
ヒョードル「はい、そのように聞いていますし、吉田選手が私と戦いたいと思ってくれたことがうれしいです。その気持ちがひじょうにうれしかったのですが、私は拳をケガしており、実現に至りませんでした。もし、吉田選手と戦うことができたら、ひじょうに光栄なことでした」

Q:吉田選手は引退し、柔道に戻ります。ヒョードル選手が引退することが来たとして、柔道に戻ろうと思いますか?
ヒョードル「格闘技の世界を引退することがきたら、柔道をやることもあるかもしれません」

 ここで、國保代表が以下のように言葉を付け加える。
「吉田と今後のことを話していく過程で、世界中の柔道を見て回るという企画もあります。ヒョードルがいるロシアに行ってみてはどうかという話にもなりました」

 國保代表の言葉を受けて吉田が以下のようにコメント。
0427_4.jpg「今、日本の柔道は停滞しているので、世界の柔道に興味があります。ロシアはプーチン大統領も柔道をやっていたみたいですし、ぜひ行ってみたいです。柔道だったヒョードルと練習なら、やります(笑)」

Q:ヒョードル選手と吉田選手は、結局戦う機会がありませんでした。
ヒョードル「リングで戦う機会がなかったのは、ひじょうに残念に思っています。でも、いつか畳の上で戦う時がくるかもしれません」
吉田「あのままPRIDEが続いていれば、いつかはやる時がきたと思います。実現できなかったので、ヒョードル選手が引退した時に柔道の練習でやりたいですね(笑)」

Q:打倒ヒョードルを誰に託したいですか?
吉田「やはり、中村カズ(和裕)にやってもらいたい。一緒に練習していたTK(高阪剛)がよく言っていたのは『あいつのパンチは本当に痛い』ということです」

Q:総合格闘技とは関わっていくのですか?
吉田「連盟(全日本柔道連盟)との話し合い次第ですが、自分はできる限りのことはやっていきたいと思っています」

Q:柔道では、どういう選手を育てたいですか?
吉田「いきなり世界で通用する選手は育てられないので、まずは底辺の拡大をしっかりやっていって、いずれ世界で通用する選手が出てくればいいと思っています」

Q:海外へはコーチ修行ですか? 現状を見に行くのですか?
吉田「まずは現状を見たいと思っていますフランスの柔道のシステムというのは、しっかりしているということなので、見てみたいと思っています」

Q:指導者の資格は1年後ですが。
吉田「1年間は監督もコーチもできないけれでも、自分は吉田道場の監督という立場でいろいろな勉強をしていきたいと思っています」

 ここで、再び國保代表が以下のようにコメント。
「試合後、ヒョードル選手が控室を訪れてくれた時に、今日は応援に来てもらったので、次はヒョードルの選手の応援に行こうと吉田と話しました。今後は柔道を通じてヒョードル選手と交流が深めていければいいと思っています」

0427_5.jpgヒョードル「私はロシアでは柔道もやっていましたが、どちらかといえば、サンボをやりたい。でも、吉田さんとなら、柔道を通じて交流を深めていければ光栄なことです」

Q:ヒョードル選手、次の試合はストライクフォースで決まりですか?
ヒョードル「6月末にファブリシオ・ヴェムドゥムとの対戦が決定しています」

Q:日本での試合の可能性はありますか?
ヒョードル「日本で試合をした気持ちはすごくあります」

Q:引退試合を終えた、昨日はどう過ごしたのですか?
吉田「いつも試合が終わると、どこかが痛いから家で休んでいるのですが、昨日も頭が痛かったので、一日中ずっと冷やしてました。冷やしながら子供の相手をしてました」

 これで、会見は終了したが、応援に駆けつけてくれたヒョードルに吉田秀彦から贈り物があることが明かされた。そして、吉田秀彦がヒョードルに柔道着をプレゼントした。
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